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グラディウス

ソフト紹介

親記事: グラディウス
タイトル: 出たこと自体が驚異
日付: Thu Aug 13 12:59:51 2009
書いた人:K−2

 FCでバカ売れした、パワーアップの概念を覆した伝説的横シュー。
これの発売は、有る意味ドラクエ(T)の移植どころの騒ぎではなかった。
自分はMSXを持ってもいないのに(いずれ買うつもりだったが)このソフトだけ購入し、
MSXを持っている友人の家に入り浸ったものだ。(これを持って行けば歓迎された)
スプライト能力と色数制限のため、見た目的な劣勢はともかくとして、内容的にFC版を
上回るべしとの開発スタッフの情熱は凄まじく、正規ステージを1つ追加、他にオマケ
ステージも幾つか追加され、FC版でショボかったビッグコアはデカく大迫力になり、更に
レーザーがアーケード版並みに長くなった事はFCユーザーに対する大きな優越感だった。
更にFC版ではカットされていた敵(アイアンメイデン)もちゃんと再現されている。
流石にアーケード版には及ばす、2面や3面等、上下へのスクロールは再現できず、縦方向
は1画面限定となっているが、これはFC版とて同じである。
とにかく凄まじいデキで、これを見て自信喪失したプログラマーの話も当時聞いた。

ゲームとしては、それまでの色々種類があるパワーアップアイテムを取るとそれに対応した
パワーアップが為されるものと違い、共通パワーアップアイテムを貯めて、自分の任意の
パワーアップを行う、即ちパワーアップボタンがあるのが特徴だった。
また、横シューに地形を持ち込んだのも恐らくこのゲームが最初で、このためステージ構成が
大変変化に富んだものとなっている。
逆にパワーアップが強力すぎるため、一度やられると復活が極めて難しい、「なしくずしゲー」
などとも揶揄されたが、MSX版では根気よくコンティニューを続ければ、(流石に触手面は
無理だと思うが)大抵復活可能だった。
コナミという会社にとっても長いこと看板ゲームであり、MSXユーザーにとっては後に
発売される「2」と共に正しく代表作である。
それでもって、自分にとっては唯一自力クリアできるコナミのシューティングゲームだ。


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